3/26さようなら・・・いとしの1KTの巻

2005/3/26 2004年の夏から放置、晒し者にしてあったTZR250-1KTに引導を渡すことになりました。今の今まで、何となく気分的に片付けられなかったのでしょうね・・・。

この写真をみると、事故の衝撃の凄まじさがよくわかります・・・。フレームがグニャリと曲がって・・・。事故の時、どのようにバイクが飛んで行ったのかわからないのですが、何故かシートレールが激しく割れていました。

実家の方に、グラインダーがあったので、それをレンタルしてきて、解体に取り掛かりました。

もともとついていた、父が買ったグラインダーの刃は、一枚300円もする高価なもので、実際に使ってみると納得。刃の入りもよく、カットするときの音も控えめ(とは言えうるさいものです)恐らく、刃が足りなくなるだろうということで、適当に安い刃、一枚150円程度のものを買ってきたのですが、これがまた使い難くて・・・。刃は入り難いし、すべるし、音はうるさい・・・。所詮は安物か・・・。

これは、バイクをエンジンの真上らへんから2つに切った写真です。何となく、バイオレンスな感じで気分が良くないですね・・・。

途中、たまたま通りかかった?新聞勧誘のおっちゃんにバイクをひっくり返すのを手伝ってもらったり、なかなか大事でした。細かい部品を外していき、どんどんバラバラにして行くと何故か涙?もホロホロと・・・。

あまり、考えて作業していると、感傷的になりそうなので、無心で行いました。無造作に積み重ねられる元1KTだった部品たち・・・。

ああ、心が痛む・・・・。このまま、1KTを闇に葬っていいのか?バイクの思い出や事故の教訓を何か形で残さなくて、よいのか?自分なりに考え、考えた挙句、フレームの一部を切り取り、保管することにしました。

こんな感じです・・・。今では、1KTの形見が自分の部屋でコロンと転がっています。

皆さん、事故は大変怖いものです。武勇伝のように語り継ぐべきことではありません。自分も1KTを廃車にするまで、分かっているようで、まったくわかっていませんでした。

そんなことを何故HPにアップするのか?それは、自分も含め、これをみて下さった皆さんに注意を呼びかけるため・・・とでも言っておきましょうか。

短い間だったけど、楽しいひと時を有難う1KT。そしてお疲れ様、1KT。 ゆっくり休んで下さい・・・