10/20TZR250R-3XVにHID装着の巻

1KTに乗っていたときから思っていたのですが、何だか、2STのバイクって電装系が弱いような・・・・。ヘッドライトも暗くて、恐ろしい限りです。それで、思い切ってHIDを装備してみることにしました。

TZRは代々一灯のヘッドライトなので、トヨタ車用の純正の中古品を2万円前後で購入し、毎度お馴染み3MAさんと山分けにしました。ですから、一人あたり、1万円程度。安い!社外品や既製品だと、5万とかしますよね・・・・。

普通のハロゲンランプはそこいらの電球と同じで、エジソンさんが発明した、フィラメントを光らせるタイプです。

HIDは、簡単に言えば蛍光灯のようなもので、コンピュータ(バラスト)で12Vを約20000Vまで昇圧し、バナー(電球で言うバルブ)において、放電しています。

簡単に普段の生活から白熱灯と蛍光灯を比較しても、放電している蛍光灯の方が、長寿命、省エネで明るいのはわかります。

HIDと普通のハロゲンランプを下の表より比較してみると

ハロゲンランプ
HID
定格電力(W)
12V-55W(60W)
12V-23W
寿命(h)
200〜400
2000
最高光度(cd)
67500
202500

HIDは普通のハロゲンランプより、消費電力は約半分で、5〜10倍の寿命、それでいて明るさは約3倍。初期投資が多少高いとはいえ、装着後はメンテナンスフリーで、いけるのはとても魅力です。

これがトヨタ車純正のHIDですが、バージョンがいくつかあるようで、自分のものは2代目か3代目のようです。

自分のバイクは車検がないので(甘えてますね・・・)、HI-ROW切り替えはいらないだろうということで、そのまま、工夫もせずに装着。この段階で、バラストの中は防水シールでみたされているので、そのままつけても問題はないですが、自分は少し不安だったので、箱の隙間を完全に木工用ボンドで固めました。

因みに、木工用ボンドは安くて使いやすい防水シーリング剤として使えます。

こんな感じの回路かしら・・・。わざわざ、こんなことで回路図を描いている俺って・・・・・。まさに、自己満足の世界ですね・・・・。

兎に角、HID用にバッテリーから直に新しい配線を持ってきた方がいいと思います。途中に、イグニッション(キーシリンダー)を通し、リレースイッチ(ホームセンタで1000円前後)を使えば、イグニッションがOFFのとき、HIDは点灯することはありません。

こんなに簡単なら、自分でやった方がお得ですね。

バナーは、H4の電球を壊して、H4型の台座だけをちょうだいし、この台座をひっくり返して平らな面とHIDのバナーを合わせれば

後は、ヘッドライト固定用の針金だけで、しっかりとバナーが固定できます。不安な人は真似しない方が宜しいでしょう。ですが、これで十分固定されます。今まで、何度も転倒、タチゴケをして衝撃を与えましたが、光軸はずれませんでした・・・。

写真はありませんが、友達が遮光板を作ってくれたので、一応、取り付けてみました。

かなり適当な部分が多いですが、こんなもんでしょう・・・・・。最初、バッテリーがかなり弱っていたため、HIDが安定して起動しなかったのですが、新品のバッテリーに換えてから、問題なく動いています。かなり明るいですよ〜。

後、電装系も大幅に改善されたらしく、いつでも元気な状態です。十分にやった価値はありました。

完成図。かなり明るいです。夜の帳を引き裂く光!!絶賛です。